卵の栄養と効果は?食べ過ぎは良くないって本当?
「卵の栄養や効果って、どんなの?」
なんて、疑問に思ってませんか??
一説には、完全栄養食と言われるほど、
その栄養価は高いといわれている、卵。
そんなウワサを聞いて、夕食を作るのが
面倒くさくなった日には、どんぶり山盛りの
お米の中に、2個分の溶いた生卵をぶちこんで、
「夕食を、インスタントラーメンで済ませるくらいなら、
こっちの方が、全然栄養的にもいいっしょ!」
なんて自分に言い聞かせながら、お世辞にも
あまり褒められたものではない、食生活を
送っていた人も多いはずです(←えっ?私だけ?^^;)
そこで今回は、卵に含まれる栄養と、
その栄養が、私たちにもたらす効果について、
まとめました。
あっ!それからもう一つ、
多くの人が気になっているであろう、
「卵の食べ過ぎは良くない!」
っていう、昔からの(?)言い伝えの
ホントのトコロについても、
記事の最後で、触れていきますよ^^
目次(もくじ)
卵にはこんなにうれしい栄養と効果がいっぱい!
ということで、まずは、
卵に含まれている、その栄養と効果から。
サクッと4つに分けて、ご紹介していこうと
思うので、以下のような見出しを作ってみました~。
- たんぱく質(アミノ酸)
- コリン
- リゾチーム
- 結局、ほとんど全部!
最後の「結局、ほとんど全部!」なんて、
栄養の説明になってないじゃん!という
感じもしますが^^;
適度な長さに、この記事を収めようと思ったら、
これくらいが丁度いいかなと思ったので、
ご勘弁を!
1. たんぱく質(アミノ酸):必須アミノ酸のバランスが◎!
まずはじめにご紹介するのは、卵に含まれる
栄養といえば、これは外せないでしょ!という位、
代表的である、たんぱく質(アミノ酸)。
で、たんぱく質って実は、20もの種類がある、
アミノ酸から構成されているんですが、
さらにそのうちの8種類は、
私たちの体にとって、必要不可欠で、
かつ、私たちが自ら作り出すことのできないもので、
「必須アミノ酸」と呼ばれているんですね。
で、卵にはこの必須アミノ酸が、
非常にバランスよく含まれているので、
私たちの体に、うれしい効果をもたらしてくれるんです^^
アミノ酸の効果:免疫力をググッとアップ!
アミノ酸は、先ほど言ったように、
種類がさまざまなので、
その効果も、多種多様に渡るんですが、
シンプルに説明するなら、私たちの免疫力を、
ググッとアップしてくれる、っていうのが、
一番的を得てるんじゃないかって思いますね!
もっと、噛み砕いて言うならば、
卵を食べることで、その中に含まれるアミノ酸が、
私たちの体の中に入ってきた、
悪いウイルスを、やっつけてくれるってことです^^
スポンサーリンク
で、もう少しだけ詳しい説明をしていくと、
アミノ酸の中でも、メチオニンっていう成分は、
肝臓でアルコールを分解するときに、必要となってくるもの。
このメチオニンは、二日酔いの薬にも、
必ずと言っていいほど入ってるんで、
そのスゴさが、よく分かりますね^^
それから、
弱った肝臓の回復力を高めてくれる、
- シスチン
- グリシン
- グルタミン
という3種類のアミノ酸も、
卵には含まれているので、
お酒のおつまみに、卵料理をチョイスすると、
かなり肝臓をいたわってくれそうで、
安心感がありますね。
居酒屋のメニューに、必ずだし巻き卵が
用意されているのも、これで納得できます。
あと、女性にとっては特にうれしい成分である、
コラーゲンも、実はおもな原料がアミノ酸から
できているんですよね。
なので、卵を毎日の食生活にしっかり
取り入れることで、美肌効果だって期待できますよ^^
2. コリン:すべての食品の中で卵が一番!?
次にご紹介するのは、栄養成分としては、
ほとんど名前なんて、聞いたことのない方が
多いんじゃないかと思う、コリン。
でもこのコリン、何気にすごくて、
脳を活性化してくれる成分として、
注目が集まっているんです。
しかも、卵はすべての食品の中で、
一番コリンの含有率が高く、そのうえ、
吸収率もかなりいいと言われているので、
ぜひこの機会に、
コリンの効果を、要チェックですね!
コリンの効果:脳を活性化して老化を防ぐ!
コリンには、脳を活性化させ、
脳の老化を防いでくれるはたらきがあると
いわれています。
また、これはスゴいなと思うんですが、
コリンを多く摂取したところ、学習能力が、
25%もアップしたという研究もあるんですよ。
もしこれが本当なら、子供のころの自分に、
卵を、たくさん食べさせてやりたいものです^^;
それから、コリンのうれしい効果はまだあって、
特に注目したいのは、生活習慣病関連のもの。
中性脂肪の量を、調節してくれる働きがあったり、
高血圧や脂肪肝などの、予防や改善にも、
効果があるといわれているので、
お父さんの、お弁当のおかずには、
毎日卵料理を、欠かさずに入れてあげたいものですね^^
スポンサーリンク
3. リゾチーム:風邪薬のテレビCMにも登場!
3番目にご紹介する栄養成分が、リゾチーム。
風邪薬のコマーシャルを見ていると、
たまに、
「塩化リゾチーム配合!」
と、アピールしているものがあるので、
あなたも耳に馴染みがあるかもしれませんね。
となると、
その効果も、自ずとイメージできますよね^^
リゾチームの効果:悪いウイルスを溶かしてくれる!
リゾチームは、私たちの体の中で、
私たちにとって有害な、悪いウイルスを溶かす
はたらきをしてくれます。
で、この悪いウイルスの中には、
風邪の原因になるようなウイルスも、
当然含まれているので、
風邪薬には、リゾチーム由来の成分である、
塩化リゾチームが含まれている、
ということですね。
結局ほとんど全部!(ただしビタミンC以外!)
こういってしまうと、なんだか、
身もフタもない話になってしまいそうですが、
ぶっちゃけ卵には、ビタミンCを除いた、
ほぼ全ての栄養素が、含まれているんですよね。
卵が、完全栄養食だといわれるゆえんは、
まさにここにあります。
まあ、ヒヨコが成長するための栄養素が、
すべてあの卵の中に含まれている、
と考えれば、当然といえば当然ですよね!
例えば、先ほど説明した、たんぱく質のほかにも、
ヒヨコの骨格を作るのに必要な、
カルシウムやリンも、豊富に含まれていますし、
もちろん、ビタミン・ミネラルといった、
私たちの体の調子をととのえてくれる栄養も
(ビタミンCを除いて)、バランスよく含まれていますよ^^
なので、卵を食べるときは、一緒にビタミンCが
たくさん含まれているものを食べるようにすると、
栄養的にはバッチリだといえますね。
それから、さすがに食物繊維も
卵には含まれていないので、野菜や海藻で、
補ってあげると、なおよいでしょう。
スポンサーリンク
まとめ&食べ過ぎるとカラダに良くないの?
今回は、卵に含まれる栄養と、
その効果について、まとめてきました。
卵にはたくさんの栄養が含まれており、
私たちの体に、多くのうれしい効果をもたらして
くれていることが、お分かりいただけたかと思います。
ちなみに、卵の食べ過ぎはコレステロール値を
上げるのでよくない、と思っている方も、
多いと思いますが、
卵の黄身には、レシチンという、
コレステロールを溶かす働きをしてくれる
成分が含まれています。
なので、ふだん健康診断で特に異常が
出ていない方なら、1日2個くらいなら、
気にせず食べても大丈夫、って感じです。
ただし、もともとコレステロールが上がりやすい
体質の人や、アレルギー持ちの人、それから、
高脂血症の人は、やっぱり食べすぎに注意が必要ですが^^;
で、今回の内容が頭に入ると、より卵へのありがたさと、
そんな卵を気軽に買える、日本にいることへの
ありがたさが、W(ダブル)で湧いてきますね!
卵を毎日の食生活に、積極的に取り入れて、
元気で健康的な日々を過ごしたいものです^^