うなぎとあなごの違いは?見た目や栄養などをチェック!
「うなぎとあなごの違いって、
どんなモノがあるかな?」
なんて疑問を、抱いてませんか?
見た目もよく似ていて、両方とも、
お寿司のネタや、丼の材料にもなっている、
うなぎ(鰻・ウナギ)とあなご(穴子・アナゴ)。
なんとなく、うなぎの方が高価だから、
食べると贅沢な気分になりますが…
実際問題、うなぎとあなごでは、何が
どう違うのかと聞かれたら、答えに
詰まる方も、きっと多いのではないでしょうか。
そこで今回は、うなぎとあなごの違いについて、
- 見た目
- 食べた感じ
- 栄養
この3点に注目して、まとめました。
目次(もくじ)
うなぎとあなごの違いは?まずは見た目から!
それでは、まずは、
うなぎとあなごの違いについて、
その見た目に注目して、見てみましょう。
サクサクッ!と3つ、挙げていきますよ^^
1. あご(アゴ)に注目!
うなぎと、あなごを見比べてみたときに、
うなぎは、下のあごが出ていますが、
あなごは、上のあごが出ています。
カンタンにいうと、うなぎはしゃくれていて、
あなごは(歯は出ていませんが、)
出っ歯ということになりますね。笑
今度、うなぎとあなごを見分ける機会が
あれば、まずはこの口元に注目して
見てみてください^^
2. 体の側面に注目!
それから、体の側面を見てみても、
うなぎとあなごを、区別することができます。
具体的に見分けるポイントは、
2つあって、まず1つ目は、
皮下に、小さなうろこがあるかどうか。
うろこがあれば、うなぎ、
なければ、それはあなごです。
また、2つ目のポイントとして、
カラダの側面に、白い斑点が一直線に
並んでいるかどうかに、注目してみましょう。
今度は、白い斑点が並んでいれば、
あなご、そうでなければ、それはうなぎです。
これも、ちょっと意識を集中させてみれば、
すぐに気づける、うなぎとあなごの
大きな違いですね^^
3. しっぽに注目!
さらに、しっぽ(尻尾)の形に
注目してみても、うなぎとあなごを
見分けることが可能です。
具体的には、尾びれの先端が、
スッと尖っているのが、あなご、
扇形になっているのが、うなぎです。
これは、先の2つと比べると、
やや見分けがつきにくい部分。
なので、まずは先の2つのポイントで、
うなぎとあなごを、しっかりと見分け…
そのあとで、
「ああ、確かにしっぽの形も違うねぇ」
といった感じで、
確認するのがオススメですね^^
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ちなみに、
これは、見た目の違いではありませんが!
うなぎは、稚魚の段階では淡水に生息しており、
大きくなると、産卵するために海に出て行きますが、
あなごは、海で一生を過ごします。
これも、覚えておくとちょっと便利な、
うなぎとあなごの豆知識です^^
うなぎとあなごの違い!続いては食べた感じ!
続いては、なんとなく分かるようで、
分かっていない(?)、うなぎとあなごを
食べたときの、感じ方の違いについて。
こちらは2点、注目してみて欲しい
ポイントがありますね。
ポイント1. 味はほぼ同じ!
昔、あるテレビ番組で、うなぎとあなごの
味を決めている、アミノ酸の構成を調べたところ、
なんと両者には、ほとんど違いがなかったそうです。
ということは、科学的に見た(?)味に
ついては、うなぎとあなごの両者に、
大きな違いはないと言えますね^^
ポイント2. 違いは脂の量にあった!
でも、うなぎとあなごでは、
実際に食べた感じが、まったく違う!と
思っている方も、きっと多いことでしょう。
それもそのはず。
うなぎとあなごを比べてみると、
含まれている脂(脂肪分)の量が、
2倍以上違うといわれているのです。
もちろん、うなぎの方があなごよりも、
含まれている脂の量が多い、
ということになります^^
うなぎは、料理にあまり慣れていない人が、
多少ラフに焼いても、そこそこ美味しく
仕上がりますが…
同じ人が穴子を焼くと、なんだかパサパサした
仕上がりになることが、ありますよね。
あれは、含まれている脂の量が、
出来上がりに、大きな影響を与えているのが、
よく分かる例だといえそうです。
ちなみに、うなぎの脂を落としたら、
味はあなごになるのか!?という検証を、
実際に行なった動画がこちら。
細かい条件などの、信憑性はともかく、
こういったことを、実際に試してみるって、
楽しいですよね^^
うなぎとあなごの違い!最後は栄養について!
うなぎとあなごの違いについて、
いろいろと、見てきましたが…
最後に、こちらも気になる人が
多いであろう、含まれている栄養・成分の
違いについても、見ていきましょう。
ここでも、注目してほしいポイントを
3つあげて、ご紹介していきますね。
ポイント1. 栄養の豊富さは、うなぎに軍配!
【うなぎとあなごの栄養・成分比較!(100gあたり)】
栄養・成分 | うなぎ | あなご |
---|---|---|
エネルギー | 255kcal | 161kcal |
たんぱく質 | 17.1g | 17.3g |
脂質 | 19.3kg | 9.3g |
カルシウム | 130mg | 75mg |
鉄分 | 0.5mg | 0.9mg |
ナトリウム | 74mg | 150mg |
カリウム | 230mg | 370mg |
ビタミンA | 2400μg | 500μg |
EPA | 742mg | 472mg |
DHA | 1330mg | 661mg |
上記の栄養比較表を見てみると、多くの
栄養・成分で、うなぎがあなごを上回っているのが、
よくお分かりいただけると思います。
特に、
- 脂質
- カルシウム
- ビタミンA
- EPA(エイコサペンタンエン酸)
- DHA(ドコサヘキサンエン酸)
このあたりの、栄養・成分の含有量については、
うなぎがあなごを圧倒していますね。
ただし、だからといって、あなごが
栄養的に劣っている食品なのかというと、
決してそんなことはありません。
実際に、ビタミンA・E・Dに関しては、
あなごを100g食べれば、1日の必要摂取量を
クリアできると言われていますからね^^
ポイント2. あなごは、低カロリー&高たんぱく!
栄養・成分 | うなぎ | あなご |
---|---|---|
エネルギー | 255kcal | 161kcal |
たんぱく質 | 17.1g | 17.3g |
脂質 | 19.3kg | 9.3g |
ナトリウム | 74mg | 150mg |
カリウム | 230mg | 370mg |
さらに、あなごはうなぎと比べたときに、
低カロリーで高たんぱくという、見逃せない
「違い」を持っているのも、特徴です。
これは特に、ダイエット中の女性や、
引き締まったボディを目指している男性に
とって、うれしい特徴ですよね^^
また、ナトリウムやカリウムといった、
ミネラルの一部も、うなぎよりも
あなごの方に、たくさん含まれています。
ポイント3. 要注目の栄養・成分はコレだ!
栄養・成分 | うなぎ | あなご |
---|---|---|
ビタミンA | 2400μg | 500μg |
EPA | 742mg | 472mg |
DHA | 1330mg | 661mg |
で、うなぎ・あなごの両方に含まれていて、
今回、特に注目しておきたい栄養・成分は、
上記の3つになります!
ビタミンAは、あなたもよくご存知のとおり、
目の機能をサポートするために、
とっても大切なビタミン。
また、細胞の酸化を防ぎ、皮膚を守ってくれる、
「抗酸化作用」を持ったビタミンでもあります。
なので、普段パソコンやスマホの画面を
よく見る人や、肌の調子が気になる方に、
すすんで摂ってほしい栄養ですね^^
また、EPA(エイコサペンタンエン酸)は、
魚に含まれている不飽和脂肪酸。
こちらは、血液中のコレステロ-ルを
減少させ、血液が固まってしまうのを
防いでくれるので…
脳梗塞や、心筋梗塞の予防に
効果があると言われています。
さらに、DHA(ドコサヘキサンエン酸)も、
EPA同様に、魚に含まれている不飽和脂肪酸
なのですが…
こちらは、脳を活性化させて、記憶力を
アップさせたり、ボケを予防してくれる
効果があるといわれているので!
少しお年を召した方や、勉強を頑張っている
お子さんなどは、積極的にうなぎやあなごを
食べるとよいかもしれないですね^^
ちなみに、
「今すぐ、おいしいウナギが食べたい!」
という方におすすめの、とっても
お得な、うなぎのセットがあるので、
こちらにご紹介しておきますね^^
口に入れた瞬間、
うなぎとタレの、旨味&香ばしさが、
口の中いっぱいに広がります♪
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、うなぎとあなごの違いについて、
- 見た目
- 食べた感じ
- 栄養
この3点に注目しながら、まとめてきました。
今回の記事を、さらにギュッ!と凝縮して
まとめると、こんな感じになりますね。
- うなぎとあなごの違いを見分けたいなら、
見た目なら、口元に注目!
(上あごが出てるのがあなご、下あごがうなぎ) - 基本的な味は、あまり変わらないが、
脂の量は、うなぎがあなごの2倍以上! - 全体的な栄養の豊富さは、うなぎに軍配!
あなごは「低脂肪・高たんぱく」なのがうれしい!
うなぎにはうなぎの良さ、あなごにはあなごの
良さが、それぞれ存在するのが、今回の記事で、
よくお分かりいただけたかと思います。
今度、うなぎやあなごを食べるときは、
ぜひ、今回の記事の内容を思い出しながら、
おいしく楽しんでみてください^^