伊勢神宮の参拝方法は?外宮&内宮を正しく参拝!
「伊勢神宮の外宮と内宮を、正しく&楽しく
参拝するには、どうすればいいかな?」
なんて疑問を、抱いてませんか?
全国におよそ8万もある、神社の中心といえば、
三重県伊勢市にある、伊勢神宮!
皇族のご先祖様が祀られ、多いときには
年間で、なんと1400万人もの参拝客が訪れ、
大変なにぎわいを見せています。
で、せっかく伊勢神宮に参拝するからには、
正しい参拝方法で、そのご利益を、
バッチリ受け取りたいですよね^^
そこで今回は、
テレビでも紹介されたことのある
- 外宮&内宮それぞれの、正しい参拝方法
- 正宮とは別に見ておきたい、おすすめスポット
- 参拝のあとに訪れたい、美味しいグルメのお店
以上3点について、動画やイラストも
用いながら、分かりやすくまとめました。
目次(もくじ)
伊勢神宮の参拝方法!外宮&内宮を正しくお参り!
外宮と内宮、正しい参拝の順番は?
ということで、ここからは、あなたも
まさに今、伊勢神宮にやってきたつもりで、
仮想ツアーをスタートしていきましょう^^
伊勢神宮には、あなたもご存知のとおり、
外宮(げくう)と、内宮(ないくう)があり、
それぞれ、祀られている神様が違います。
内宮に祀られているのは、
まさに、神様の中の神様といえる存在の
「天照大神(あまてらすおおみかみ)」。
そして外宮には、その天照大神の
食事を担当する神様で…
衣食住の恵みを与える、産業の守護神でもある、
「豊受大神(とようけのおおみかみ)」が
祀られています。
(ですので伊勢神宮の外宮は、正しくは、
豊受大神宮【とようけだいじんぐう】
といいます。)
で、昔からの慣わしとして、
より尊い神様の方を、あとでお参りするので、
まずは、外宮から参拝に向かいます。
ちなみに、内宮と外宮のあいだには!
所要時間約20分で、片道の運賃430円の、
およそ15分間隔で出る、路線バスが
走っているので、ぜひ活用してくださいね^^
まずは、外宮(げくう)の参拝方法から!
1. 橋は左側通行すべし!その理由とは?
外宮に到着したら、ここから、
豊受大神が祀られている、正宮
(しょうぐう)を目指していきます。
で、入口には、橋がかかっており、
その橋の前には、「左側通行」の
立て札が立っているのですが…
なぜ、この橋が左側通行なのか、
あなたは、お分かりですか?
正解は、橋を渡って歩いていったとき、
正宮が向かって、右側にあるから。
神様を敬い、なるべく神様から遠い位置を
歩くのが、昔からの慣わしですので、
橋の左側を通って、正宮へと向かいましょう。
2. 手水舎での、正しい手水の手順は?
橋を越えると、参拝の前に心と体を
清めるための、手水舎(てみずしゃ)が
あるので、ここで手水を行います。
ということで、
正しい手水の手順は、以下のとおりです^^
- 柄杓(ひしゃく)に水を汲む
- 左手→右手の順に清める
- 左手に水をため、口をすすぐ
- 左手を、もう一度清める
- 柄杓を立てて、柄の部分を清める
手水の手順1. 柄杓(ひしゃく)に水を汲む
手水舎に到着したら、まずは置いてある
柄杓を手に取り、そこにたっぷりの水を汲みます。
このとき汲んだ、一杯分の水で全ての流れを
カバーできるよう、なるべくたくさんの水を、
柄杓の中に入れるようにしてください。
手水の手順2. 左手→右手の順に清める
次に、左手→右手の順番に
水を注ぎ、手を清めていきます。
この手を洗う行為は、汚(けが)れた
カラダを清めることを意味しています。
手水の手順3. 左手に水をため、口をすすぐ
手を清めたら、続いて左手に水をため、
それを口に含んで、口をすすぎます。
先ほどの、手を洗う行為が体の汚れなら、
この口をすすぐ行為は、心の中の汚れを
洗い流すことを意味しているんです^^
ちなみに、口に含んだ水はそのあと、
地面に、そのまま吐き出してしまって
大丈夫です。
手水の手順4. 左手を、もう一度清める
口を清め終わったら、そのときに
使った左手を、もう一度清めます。
このあたりは、念入りにですね^^
手水の手順5. 柄杓を立てて、柄の部分を清める
最後に、柄杓を垂直に立て、
柄の部分を清めたら、
手水の一連の流れは終了です。
普段、柄杓を立てることなんて、
手水以外では、滅多にないと思いますが…
垂直にすると、きちんと柄の部分に、
水がスルスルッと流れてきて、
ちょっと気持ちいいですよ♪
3. 鳥居の正しいくぐり方は?
で、手水が終わったら、
鳥居をくぐり、いよいよ正宮へ。
…なんですが、この鳥居にも、
きちんとした、くぐり方があるのを、
ご存知ですか?
正しい鳥居のくぐり方は、
鳥居の前で一礼し、真ん中ではなく、
端を通って、くぐります。
神様を敬って、心を清めながら、
神様の元へ近づいていくイメージですね^^
4. 正宮での、正しい参拝方法は?
いよいよ、正宮に到着したら、
「二拝・二拍手・一礼」でお参りをします。
ちなみに、ここでパンパンとする拍手は、
あなたが、参拝にやってきたことを、
神様に知らせるための合図。
ですので拍手をするときは、左右の指先を
少し上下にずらして、しっかりと大きな音を
鳴らすようにしましょう。
また、正宮では神様に対して、
お願い事をしないのが、昔からの慣わし。
豊受大神という、VIP中のVIPの神様に、
庶民である我々が願い事をするなど、
畏れ多い、といった考え方ですね。
正宮では、願いごとではなく、
日々の感謝の気持ちを、神様に
向かって、伝えるようにしましょう。
また、これはこうしなければならない、
というものではありませんが、
感謝の気持ちを伝える前に、
「○○から参りました」
と、自分(あなた)がどこから来たのか
(=住所)を、神様にお伝えするのも
よいですね^^
5. じゃあ、お願い事はどこでするの?
で、伊勢神宮の外宮にも、お願い事を
する場所が、きちんと用意されているので、
正宮の参拝が終わったら、そちらに向かいましょう。
近くにある、97段の石段を登り、
高台へと足を運ぶと…
そこには、豊受大神の荒御魂(あらみたま)が
祀られている「多賀宮(たがのみや)」があります。
荒御魂は、あなたの向上心や挑戦の気持ちを
後押ししてくれるので、ここでお願い事を
するのが、ベストというわけですね^^
ここでも、先ほど同様、
「二拝・二拍手・一礼」で参拝を行います。
6. 外宮の見どころは他にもある!
で、お願い事も、無事済んだら、
最後に、伊勢神宮の外宮ならではの
建物を見て、外宮参拝を終わりにしましょう。
正宮の右奥、参拝が終わって正宮の右側から
外へと抜ける途中から、覗くことができる場所に、
「御饌殿(みけでん)」という、建物があります。
この「御饌殿」は、内宮の天照大神が、
一日二回やってきて、食事をする場所。
そして、伊勢神宮では実際に、天照大神に
捧げる食事を、「忌火屋殿(いみびやでん)」
と呼ばれる場所で…
およそ1500年ものあいだ、一日も欠かさず、
作り続けているんです。
ちなみに、気になる食事の内容は、
基本となる、米・塩・酒に加えて
季節ごとの、魚・野菜・果物。
これらの食材は、塩に至るまで(!)
すべて、神宮の御料地で調達し、
自給自足を実現しています。
ということで、
これにて外宮の参拝は、無事終了!
続いては、内宮へと移動します^^
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内宮(ないくう)の参拝方法も、要チェック!
1. まずは宇治橋を渡り、手水屋へGO!
内宮に到着したら、天照大神が祀られている
正宮を目指し、進んでいきましょう。
まずは、五十鈴川(いすずがわ)にかかっている、
宇治橋(うじばし)を渡り、手水舎へと向かいます。
ちなみに、川の中には「木除杭(きよけぐい)」
という、流木などから橋を守る、立派な杭が
何本も立っていますので、こちらも要チェックですよ^^
2. 手水舎での所作を復習しておこう!
手水舎に到着したら、
外宮と同じ要領で、手水を行います。
復習のために、以下にもう一度、
手水の手順を、のせておきますね^^
- 柄杓(ひしゃく)に水を汲む
- 左手→右手の順に清める
- 左手に水をため、口をすすぐ
- 左手を、もう一度清める
- 柄杓を立てて、柄の部分を清める
なお、この手水の手順は、
全国どこの神社に行っても同じなので、
ぜひこの機会に、マスターしてください!
3. 第二鳥居をくぐり、いよいよ正宮へ!
そして鳥居も、外宮と同じように
端っこを一礼してくぐったら、
いよいよ、内宮の正宮に到着!
ここまでの所要時間は、およそ15分ほどです。
で、これまた外宮と同様なのですが、
正宮ではお願い事はせずに、日々の感謝を
伝えるのが、昔からの慣わし。
神様のトップである、天照大神に、
心から、感謝の気持ちを伝えましょう^^
4. 続いて、お願い事をする場所へ!
そして、内宮にも外宮のように、
きちんと別に、お願い事をする場所が
あるので、次はそちらに向かいましょう。
正宮の左側にある、天照大神の荒御魂
(あらみたま)が祀られている、「荒祭宮
(あらまつりのみや)」が、その場所です^^
荒御魂は、参拝する人の
後押しをしてくれるとされています。
何か、新しいことに挑戦しようと
思っている人はもちろん、
- 自分や家族の、健康と安全
- 恋愛・結婚祈願
などなど、願いごとがある方は、
ぜひこの場所で、荒御魂に向かって
その想いを伝えてください!
そしてこれにて、伊勢神宮の
外宮&内宮でのお参りは、無事終了!
最後に、伊勢ならではの美味しい
食べ物を食べて、この記事を締めくくりましょう♪
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伊勢神宮近くの、おすすめグルメスポット3つ!
ということで、最後にご紹介する、
伊勢神宮参拝後に寄りたい、おすすめの
グルメスポットは、以下の3店。
- 若美家(伊勢えびコロッケ)
- ゑびや(蒸しあわび串)
- 牛ステーキおく乃(松阪牛ヒレステーキ)
これらはすべて、内宮の参道でもある
(=内宮からほど近い)、「おはらい町通り」
にあります。
1つずつ、順番に見ていきますよ^^
1. 若美家(伊勢えびコロッケ)
伊勢神宮に参拝したら、ぜひ一緒に寄りたい
おすすめのグルメスポット、まず一つ目は、
伊勢えびコロッケが食べられる「若美家」。
「伊勢えびコロッケDX(450円)」は、
その名の通り、コロッケの中に
伊勢えびが入った、豪華なメニューで…
口に入れた瞬間、伊勢えびの芳醇な香りが、
鼻にふわ~っと抜けてきて、幸せな気分に。
入っている、海老の食感もプリップリで、
コロッケ自体も、とっても甘く美味しいですよ^^
他では、滅多に食べられないメニューなので、
ぜひ伊勢神宮に参拝したあとに、足を運んで
おきたいお店の一つです♪
【若美家(わかみや)】
- 住所 :三重県伊勢市宇治今在家町21
- 電話 :0596-23-3236
- 営業時間:8:45~17:15
- 定休日 :年中無休
2. ゑびや(蒸しあわび串)
伊勢神宮に参拝したら、ぜひ一緒に寄りたい
おすすめのグルメスポット、続いて二つ目は、
新鮮なあわびが食べられる「ゑびや」。
その日の朝まで生きていた、
新鮮なあわびを蒸して、串に刺し…
バーナーで表面を炙りながら、
バターじょうゆと絡めた「蒸しあわび串
(700円)」は柔らかくて、まさに絶品。
伊勢神宮にお参りした後は、
こちらの、「ゑびや」にも足を運んで、
高級あわびを、贅沢に頬張っちゃってください^^
【ゑびや】
- 住所 :三重県伊勢市宇治今在家町13
- 電話 :0596-24-3494
- 営業時間:11:00~16:00
- 定休日 :火曜日
3. 牛ステーキおく乃(松阪牛ヒレステーキ)
伊勢神宮に参拝したら、ぜひ一緒に寄りたい
おすすめのグルメスポット、最後に3つ目は、
松阪牛が食べられる「牛ステーキおく乃」。
東京などの、大都市では考えられない、
リーズナブルな値段で、松阪牛を提供する、
創業100年を越える、老舗の名店です。
で、そんな「おく乃」のメニューの中でも
特におすすめなのが、厳選された松阪牛の
赤身肉を使った「松阪牛ヒレステーキ(7950円)」。
松阪牛ならではの、弾力のある肉厚のヒレを
ミディアムレアで焼き上げた、このステーキは…
見た目(焼き色)の美しさは、もちろん、
口に入れた瞬間、ヒレとは思えぬジューシーさで
肉汁が、じゅわっと広がります。
しかも、脂が全然しつこくなくて、
肉自体に、しっかりとした甘味があり、
とっても美味しいんですよね~♪
「若美家」で伊勢えびコロッケを、
そして「ゑびや」で蒸しあわび串を
買って、食べ歩きしたあと…
この「牛ステーキおく乃」で、
ゆっくりと、松阪牛のステーキを頂くのが、
伊勢神宮参拝後の、最強&贅沢グルメコースですね!
【牛ステーキ おく乃】
- 住所 :三重県伊勢市宇治今在家町21
- 電話 :0596-22-2589
- 営業時間:11:00~16:00
- 定休日 :年中無休
と、ここまで伊勢神宮&周辺グルメスポットを
堪能したら、あとはその余韻に浸りながら、
おうちに帰るか、ホテルor旅館に戻るのみ。
伊勢神宮周辺の宿は、以下から
検索できるので、予約がまだの方は、
ぜひこの機会にどうぞ~♪↓
「三重県」の「伊勢・二見」エリアを
選択すると、よりスムーズに宿の検索が
できますよ^^
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、伊勢神宮での正しい参拝方法と、
「これは見ておきたい!」という、
おすすめスポット、
さらには、お伊勢参りのあとに寄りたい
美味しいグルメのお店の、3点について、
ご紹介してきました。
これだけ押さえておけば、伊勢神宮で
楽しい時間が過ごせる&参拝後に
ご利益があること、間違いなし!
この記事が、あなたの
お伊勢参りの助けに、少しでもなれば、
こんなにうれしいことはありません^^